●乳腺超音波検査とは
マンモグラフィ検査と比較すると、若年者などの高濃度乳腺に対しても精度が高いことや、放射線被ばくがないこと、施行時の痛みがないことなどが超音波検査の長所になります。一方で、微小石灰化病変の検出が難しいなどの短所もあります。乳腺の濃度には個人差もありますので、特に40歳以上の方にはマンモグラフィ検査との併用をお勧めします。
●検査で見つかる病気
マンモグラフィ検査と同様、腫瘤、石灰化、構築の乱れなどを確認し、カテゴリー分類して乳がんの可能性を評価します。乳がんが疑われる所見がある場合には、その可能性にしたがって3~6か月後の再検査や針生検による確認が必要になることがあります。